所得税の確定申告の受付が始まりました!
確定申告の提出時期について
令和元年度分の個人の所得税確定申告は納税がある方と還付がある方によって提出時期が異なります。納税がある方は令和2年2月17日(月)から令和2年3月16日(月)までに申告及び納税を済ませなければなりません。ちなみに消費税の申告及び納税は令和2年3月31日(火)が期限です。還付の場合には令和2年1月6日から税務署に申告書を提出することができます。会社員の方が医療費やふるさと納税(寄付金)の支払いをした場合には還付のケースが多いでしょう。なお、e-Tax(電子申告)利用の場合には還付金も3週間程度など比較的早くに振込がされます。また、1月や2月の早い時期に申告すると場合によっては2週間程度で振込されることもあるので、還付申告は早め+e-Taxで行うことをお勧めします。
今回から複数回にわたりはe-Taxによる会社員向けの還付の申告方法を図解を元に説明していきます。自分で確定申告を行う場合には「国税庁 確定申告書等作成コーナー」を使用します。なお、インターネットのブラウザは「インターネットエクスプローラー」を使用します。グーグルクロームだとe-Taxできないので...
インターネット検索からe-Taxの入り口まで
この題目でお察しかもしれませんが、ネット検索から申告書作成入口までが分りづらいのです。
ウェブで「確定申告書等作成コーナー」と検索しても直接申告書作成の画面には入れません。下段のサイトから入ると少しわかりづらいので、上段のサイトから入ると良いでしょう。
開いてすぐのピンクのボタンを押します。
ブラウザ検索から一気にいけないのは改善してほしいですね。初めてe-Taxを行う方は左側「作成開始」ボタンとなりますが、毎年行っていて過去のデータを利用する方は右側の「保存データを利用して作成」ボタンとなります。
マイナンバーカードを利用した申告書作成の流れ
確定申告の方法は3通りあります。そのうちe-Taxは2通りで、マイナンバーカードによる方法とID・パスワードによる方法があります。そして従来の紙での郵送申告があります。今回はマイナンバーカードによる方法の流れを説明します。
冒頭でも書きましたがブラウザはインターネットエクスプローラーとなっており、OSなども限定されています。また、事前にパソコンにインストールしなければならないソフトもありますので、詳細は下記URLの事前準備ステップ4をご確認ください。 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-kakutei-mnc.htm
マイナンバーカード方式は別途ICカードリーダーライタ又は一部のスマートフォンにかざすことによって認証を行います。下記サイトで対応スマートフォンを調べられます。https://www.keisan.nta.go.jp/r1yokuaru/cat1/cat12/cat121/cid960.html
マイナンバーカードを読み取ると氏名や住所など申告に必要な情報を自動で申告書に落とし込んでくれます。
会社員で収入が給与のみの方は一番左の「所得税」を選択します。余談ですが自営業の方は所得税とともに「決算書・収支内訳書」も作成します。
会社にて年末調整をして源泉徴収票を受け取った会社員の方が医療費控除及び寄付金控除(ふるさと納税)を受けるために確定申告をする場合の流れです。なお、ふるさと納税だけの場合、ワンストップ特例制度を使用すれば確定申告をする必要はありません。今回は収入を給与のみに限定しています。
申告書作成の流れは次回に続きます。